乳歯の予防歯科

「子供の歯はいずれ永久歯に生え変わるから、虫歯のまま放っておいても大丈夫」なんて思っていませんか? 子供の虫歯は、子供の将来の生活に大きく影響します。 乳歯が健全か、正しく治療されているかは、後の永久歯の歯列だけでなく、大事な成長期の身体の発育にまで大きく関係しています。 乳歯はどうせ生え変わるものというのは間違いです。
子供の正常な成長発育には欠かせないものです。

フッ素塗布

フッ素でお子さんの虫歯予防

フッ素は自然界に普通に存在する元素の一種です。
フッ素を歯に塗ることで、虫歯の予防率がなんと 20~50 %も上がると言われています。
当院では、的確なのフッ素を用いることで、安心・安全な虫歯予防を行っております。

フッ素ってなに?

フッ素は自然界のあらゆるところに普遍的に存在している元素です。
濃度は、お茶で 0.1~0.7 ppm、海の水でおよそ 1.3 ppm 、魚介類や海藻には2~10 ppm のフッ素が存在しています。
このフッ素には、虫歯を予防する効果があります。

虫歯とエナメル質

歯の表面はエナメル質という硬い層でできています。
エナメル質は人体の中で最も固い組織で、その強度は水晶と同程度の硬さであると言われています。
エナメル質は97%がハイドロキシアパタイト(水酸化リン灰石)という成分でできていますが、この成分は酸に弱く、我々の口の中に住む細菌が産生した酸によりハイドロキシアパタイトは溶かされてしまいます。
これが進むと、いわゆる虫歯という症状になります。

フッ素と虫歯

フッ素がエナメル質を構成するハイドロキシアパタイトに作用すると、フルオロアパタイトという物質に変化します。
フルオロアパタイトは酸に強いという性質があります。 歯の表面のフルオロアパタイトが増えれば、虫歯菌の作る酸に溶かされにくくなるので、結果として歯が虫歯になりにくくなるのです。

フッ素による虫歯の予防率

フッ素塗布による虫歯の予防率は、なんと 20~50 %にもなると言われています。
きちんとした濃度のフッ素を用いれば、体の健康を害することなく虫歯の予防につながります。